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山の辺建築設計事務所 / 宮坂直志の「考え事」
建築の事、日常で考えている事などを書いていきたいと思います。
2008.1.21
19日、尊敬する前田さん夫妻の還暦祝いの会に御一緒させて頂きました。いつも語りかけて頂く言葉は深く、重く、やさしく、いつも自分の糧になってきました。

お二人の記念すべき日に御一緒させて頂いたことに感謝です。

2008.1.15
アナデジ世代。
僕らの世代はぎりぎりアナログを経験し、デジタルに変わっていく社会を目の当たりにしている。アナログを知っている最後の世代なのではないか。
昔ながらの遊びもしながら、小学校のときにファミコン。高校生のときにポケベル。大学生のときに携帯、パソコンの普及。デジタルの恩恵や便利さも十分わかるが、アナログの素晴らしさも理解できる。デジタルが氾濫している世の中で、日本人として、人間として何か大切なものを失っているのでは?。って実体験で考えられる最後の世代なのかもしれない。
残っていくもの。残すべきもの。変わっていくもの。変えるべきもの。先人たちの経験、知恵、叡智を僕らアナデジ世代が咀嚼して後の世代に残していかなければ、踏ん張らなければいけない世代なのだと。
20代の頃はそんな事は考えられなかったけど、30代になった今はそんな風に思う。
幸せな事に尊敬できる先輩、信頼できる友人、仲間がいるからそう思うのかもしれない。
2008.1.12
雪かき。
冬らしくない冬が続いていたけど、久しぶりの雪。雪の降る地域は雪かきという大変な作業があるのだけれど、
自分は以外と雪かきが好きだ。
雪の降っている時の独特の匂い、静けさ、電灯の灯り、なぜかわくわくする。感覚が鋭くなるというか、集中力が増すというか、不思議だ。
毎日雪が降ったり、毎日雪かきをしなければならないとなると話は別かもしれない。
やはり、腹八分目がちょうどいいのかな。
2008.1.8
この二日間ほど、風邪をひいたのか体調が悪かった。体調管理もりっぱな仕事。プロであればこそ。そんな話を思い出した。
そんなことを抜きにしても、健康なときはすぐに忘れてしまうけど、健康でいられることのありがたさを実感。
2008.1.4
新年会。
今日は長い付き合いの友人たちと新年会。みんなそれぞれ一生懸命頑張っていて、いろんな話を聞けて刺激を受ける。こういう集まりは大事だなと思う。
2008.1.3
ヒートアイランド。
つい最近の新聞記事で、都市部だけでなく地方でもヒートアイランド現象が起こっているという記事を読んだ。そう、松本駅周辺部で。松本駅前の現状をみれば特別驚きはしない。
全ての地方都市とは言わないけど、どうして都会型の都市開発をするのだろう。松本に合った松本でしかできない都市開発があるはずなのに。
東京では随分前から屋上緑化、壁面緑化が条例で決まり補助金まで出ている。もちろんヒートアイランド現象や緑の減少などの対策からだ。
何が言いたいかというと、東京よりむしろ緑が豊かで自然の恩恵を享受している松本(信州)だからこそ、松本駅周辺の公共建築を含めビルやマンション、一定規模の建物への屋上緑化の義務化。それへの補助金。そういったものがあってもいいのではないか。

長野県は平成20年度から間伐材や荒廃した森林の整備のために森林税の導入を始める。本来ならばおかしな話かもしれないが、やるからにはしっかり活用すべきだ。納税者としてもしっかり監視しなければいけないが。

無くしてから行動するのではなく、無くす前に、恩恵に預かっているからこそ大切にする。大事だと思う。

ヒートアイランド現象の記事を読んでそんな事を考えつつ、古代都市のような緑に覆われた松本駅前を想像。

ちょっといきすぎかな。

2008.1.1
あけましておめでとうございます。
本年も何とぞ宜しくお願い申し上げます。
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2007.12.30
2007年もあとわずか。沢山の人とであい、様々な経験を積んだ一年。沢山の人に支えられて事務所設立を含め応援して頂きました。本当にありがとうございました。
世間では「偽」の年。建築業界でも構造偽装を発端とした建築基準法改正による混乱。相変わらずの構造偽装。
私個人では「絆」の年。家族。友人。仕事でお世話になった方々。今年であった方々。
来年も山の辺建築設計事務所を宜しくお願い申し上げます。
2007.12.19
看板。
アトリエ・エムフォオ株式会社に制作依頼していた、事務所看板が納品された。イメージを共有しデザインする。見事に表現してくれました。感謝です。
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2007.12.15
塔の家。
所用で立ち寄った店のすぐ近くに偶然、東孝光氏の代表作「塔の家」(1966年)が建っていた。建築計画等の教科書に必ず載っている。敷地面積わずか6坪に建つ極小都市型住宅。
カメラ片手に東京の街を散歩。たまにはいいものだ。
塔の家/yamanobe.com
2007.12.13
金箔。
3年前の11月頃、一週間ほどかけて建築物を見に東北地方を旅行したことがある。主に近代建築、神社仏閣。
それまでは、金や金箔というものには興味がなく、あまりいいイメージを持っていなかった。でもその時に出会った国宝建築で自分の金のイメージが180度変わった。岩手の中尊寺金色堂と宮城の大崎八幡宮。
いずれも漆黒に金という組み合わせで、金に魅せられることを初めて経験した。当時のようにロウソクの灯りの下で見たらどんなに美しいのだろう。人間にとって金は特別なんだと。
残念だったのは、金色堂がガラスで覆われ、鉄筋コンクリート造の建物の中に収められている点。保存や盗難を防ぐためとはいえ、見る側にすればとても不満。

日本の展示方法は絵画・美術品等の保存が優先。それに比べ欧米では見せることが優先。気候・風土なども影響しているのだろうが羨ましい。見る側のモラルが低いと成り立たない。日本人はモラルが高いのだろうか。

大崎八幡宮/2004年 11月/yamanobe.com
2007.12.7
開所祝いをいただきました。
Wさん、Mさん、ありがとうございます。
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2007.12.3
フットサル。
以前、事務所用の設計用紙を作っていただいた株式会社プラルトの三好さん率いるプラルトチームに飛び入り参加。十数年ぶりに球を蹴った。
真剣勝負で一つのボールを仲間でつなぐ。一瞬の集中力。一瞬のひらめき。やっぱりサッカーは面白い。足下はおぼつかず、体はふらふら。でも頭の中では現役時代並みのプレーを想像。
部外者の僕たちを快く受け入れてくれたプラルトのみなさん、対戦相手のみなさん、感謝です。
2007.12.1
師走。
今年も残り一ヶ月。いつもながらあっという間の一年。去年の今頃の自分と今の自分、来年の今頃は?。自問自答。
小学校の恩師から頂いた言葉。
「過去には感謝の念を、現在には信頼を、未来には希望を、毎日をすごしていくように。」
当たり前のことが当たり前にできること、継続すること、実はとても大変なこと。節目、節目にこの言葉を思い出す。自分はできているのだろうか。
2007.11.29
海の恵み。
昨日、兄の友人で海の遊びをいろいろ教えて頂いている、Yさん、Nさんに海釣りに誘われ、連れて行っていただいた。場所は日本海。海釣りは2度目。途中、船酔いと格闘しつつも、釣果は真鯛・アジ・サバ・イナダ等。
そして今日、お裾分けもかねて魚のさばき方を教えてもらうために前田木藝工房へ。
魚の命を頂くために、海の恵みを頂くために、責任もって魚をさばき、おいしく頂きました。
2007.11.27
感謝。
24日は東京で大学の友人、M君の結婚式。
大学時代は一緒に建築を学び、一旦はゼネコンに就職。大学時代から人を喜ばせる仕事がしたいと言っていたM君は自分の目標に向かって飲食産業に転職し、目標どおり現在は2店舗の飲食店を経営している。
そんな彼の結婚式のテーマは「感謝」。曰く、「人は一人では何もできず、生きられず、沢山の人たちの支えがあって今日ここまでこれました。その感謝を伝えたい。」と。彼らしいおもてなしの結婚式はとても素晴らしく、心温まる結婚式だった。
M君の人柄をよく表したM君の会社の経営信条。
義理堅く 人情深く

陰口愚痴は 絶対言うな

他人をみるな 目標をみよ

夢を抱け 大志を抱け

自分を愛し 他人を愛せ

プラスに解釈 すべてに感謝

すばらしい結婚式に招待して頂いたことに感謝。
心を亡くすと書く「忙しい」という言葉。つい言い訳によく使ってしまう言葉。本当に心を亡くさないように、「感謝」の気持ちはいつでも持ちたい。
詳しくは、株式会社 サンクスプラス >thanks-p.co.jp
2007.11.22
雪。
ここ最近でこんなに早く雪が積もったのは初めてのような気がする。雪かきや車の運転がいやだなと思う反面、雪の降っている夜、雪の降った朝なんかの独特の静けさは大好きだ。
朝_2007.11.22/ yamanobe.com
2007.11.21
タイムマシン。
もしタイムマシンがあったら。と誰もが考えること。
いにしえの日本の情景、町並みを見てみたい。
徳島県美馬市脇町にある、うだつ(卯建)の町並みのような昔の町並みが残っているところを訪ねるといつもそう思う。うだつは隣家からの類焼を防ぐために2階の左右の袖に上げている。「うだつがあがらない」という言葉のうだつはこのうだつ。
脇町のうだつの町並みは江戸時代に藍商や呉服商で栄えたため、立派なうだつが多い。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
うだつの町並み/2004/ yamanobe.com
でも行けないからこそ想像力を働かせる。頭の中で想像することはタダだから。
2007.11.19
先日、近所のコンビニで偶然にも中学時代の同級生S君に会った。聞けば左官の仕事をしていて、左官技能士の資格を取得していた。
土、石灰、砂といった自然素材を巧みな技術を使って塗り上げる壁は見事に美しく、日本の左官技術・表現の豊かさは世界でもまれ。

伝統的な木組みや竹小舞土壁の耐震強度はこれまで考えられていたよりも約3倍の強度があると証明されている。又、壁だけでなく土間の三和土(タタキ)も左官表現の一つ。

残念ながら近年においては新建材に押され、伝統的な技術を継承した左官職人がほとんど居いなくなった(特に長野県)とよく耳にする。自然淘汰されていくもの、残っていくもの様々あるが、伝統的な左官技術は是非残したい。
左官技能士のS君とはゆっくり話はできなかったが、志の高さや夢がとても共感できた。
いつか一緒に仕事ができるように、何度も叩かれ強く固くなる三和土のように自分の地盤を鍛えていきたい。
この偶然に、感謝。
2007.11.18
伐採。
薄川沿いの二車線化の工事が進んでいる。先日も数本の大きな桜の木が伐採されていた。二車線化の理由は定かではないが、近隣住民の要望もその一つだと思う。

その近くには15階建てのマンションが建設中だ。便利で住みやすくというのは誰でも思うこと。だから否定はしない。

だが、利便性や経済性を優先した開発が進むなか、本当に必要な物なのか?。本当に必要な物は何なのか?。後世に残すべきは何なのか?。美しい里山の景色が失われることを危惧する一人として、建築に関わる一人として、手遅れになる前に都市計画やルール作り、住民の意識を考え直す時期なのではないか。

2007.11.17
カラマツ。
長野県の人工林面積の52%をカラマツが占めている。信州においては見慣れた木。
このカラマツ、落葉松とも書くように針葉樹では珍しく紅葉する。他の松に比べ葉が短く細かい。広葉樹(モミジ等)のような華やかさはないが、黄色に紅葉するカラマツは素朴で美しく僕は好きだ。
落葉松/ yamanobe.com
2007.11.16
信州。
全国的に紅葉が遅れている今秋。信州でも遅れている気はする。
そんな中、白馬の山々は雪に覆われ紅葉と共に美しい姿を見せてくれた。改めて信州の自然の奥深さを実感。
北アルプス/ yamanobe.com
2007.11.15
久しぶりのランニング。
久しぶりでもしっかり5Kmを走れるようになった。しっかりと習慣づいてきた。
2007.11.12
秋晴れ。
山辺の紅葉。
紅葉 / yamanobe.com
2007.11.9
祝。
一級建築士事務所登録完了。
2007.11.5
故障。
最近調子の悪かった愛用の Mac Pro がいよいよ起動しなくなった。

図面作成中の出来事だったので正直相当焦った。いてもたってもいられず、Mac の事でいつもお世話になっているヤマダ電機のMさんを訪ね、いくつかの解決案を教えて頂いた。その結果、故障の原因はメモリの接触不良。 CPUを冷却するためのファンがホコリを吸い込み、ホコリがメモリに付着し接触不良を起こしていた。

やはり、機械は定期的なメンテナンスを怠れない。家や建物も当然メンテナンスが必要。メンテナンスをするから、メンテナンスができるから愛着がわく。
そう自分に言い聞かせた一日だった。
2007.11.3
巻積雲
11月3日午前7時頃。空一面のいわし雲?(と言われてるらしい)

自然の造形はすごい。

iwashi-kumo/yamanobe.com
2007.11.1
車検。
10月30日に車検に出していた車が帰ってきた。身内の薦めでフランス車に乗っている。グレードは一番下なので特別な装備は一切ない。
車検に出していた間、台車として大手国産車を借りていた。借りていて改めて思ったこと。フランス車には特別ではなく標準装備になっているもの。

例えば、ワイパーを動かしている時、赤信号で車を一時停止させるとワイパーは自動に止まる。車が動くとまた動きだす。バックのギアを入れると後部のワイパーが動く等。農業、車、鉄道、飛行機、時計、料理、服飾、建築、デザインなどなど、フランス人の考えるコト、モノ造りの姿勢、考えさせられる。日本人はいつから可もなく不可もない平均的なモノ造りを始めたのだろう。

何でも便利になることは必ずしも良いことだとは思わない。でも痒いところに手が届く配慮。大事だ。

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2007.10.29
設計用台紙。
今月初旬に発注していた事務所用の設計用台紙が今日出来上がった。
迅速な対応をして頂いた、株式会社プラルトの三好さんに感謝です。
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2007.10.28
送別会。
昨日は数少ない建築仲間の友人、Tさんの送別会に出席した。
信州での建築設計修行を終え、次は東京での修行を目指すTさん。建築に情熱を持ち、素晴らしい感性で頑張りやさん。心からの感謝と応援を送ります。
2007.10.23
町並み。
今日は東京で「建築基準法改正に伴う建築確認申請手続きの変更、構造計算適合性判定」の講習会を受けて来た。帰りのあずさは、やはりご縁のある友人(高校、大学の同級生かつ一級建築士の合格年も同じ)で構造設計士の須澤匡宏君と共に出席し、帰ってきた。
電車に乗って出かけるといつも思う事がある。どこの町並みも一緒だなと。ビルの大きさや町の規模はもちろん違うけれど建っている建物は基本的に一緒。
僕の理想は、電車でうたた寝し、ふと気づいてマドから町並みを見たら「あっ松本だ」って思える町並み。全国探せばそんな所はあるだろうけど、残念ながら松本はそうではない。すっかりどこぞやの都会をイメージしたかのような町並みに。僕が青春時代を過ごした面影はない。
例えば、都会から松本に来る観光客は都会をイメージする町並みを求めているのだろうか。松本を訪れる人はそんな事を求めているのだろうか。少なくとも僕は求めない。町を整備するのは大事な事だけど、もっと松本らしさというものなぜ残さなかったのか。松本らしさって何と言われると難しいけれど、今の町並みではない。らしさを語れないほどの町並みに住んでいるということ。
自分も含め、アナログを知っている最後の世代と感じている30代がどこまで頑張れるか、どこまで踏ん張れるか、そんな気がする。新しいモノを造るにも歴史、先人達の知恵、技術を勉強しないといけないのではと思う。
2007.10.16
ご縁。
今日はO邸についてクモイエージェンシーの平林さん、平林さんの息子さんと打ち合わせをした。実は息子さんは僕の高校、大学の先輩だった。在学時期は一緒ではなかったがとても不思議なご縁を感じた。東京で働いていたので、地元でこの業界の知人が少ない中での話。
感謝です。
2007.10.14
運動会。
今日は入山辺地区の運動会。僕の町会は優勝しつづけ5連覇。たかが運動会と思いきや自分が出場する時にはできるだけ足を引っ張らないように・・。以外と緊張。

そして、見事に6連覇。強いです。

情報が少なかった昔は、町会の行事で若者は家庭内で教えてもらえない事も含め、人間関係や社会などを教えてもらっていたという。情報が氾濫する現代ではその意味が薄れ自分も含め若者の参加が少なくなっている。入山辺運動会でも僕と同年代があまりいない気がする。いつまで運動会が続けられるのだろう・・。
連覇もいつまで続く?。
2007.10.12
光と影。
相反するモノ。光と影、陽と陰、天と地、善と悪、生と死、などなど。世の中にはそんなモノが沢山ある。古くからの日本建築や欧米の建築、近代建築も含め僕が好きな建築は「光と影」が絶妙なバランスで存在する。
美しく、素晴らしいと思う建築空間に必ず影がある。影があるから光が美しく見える。存在する。そう思うから、設計する時はいかに影を造るか、いかに影を配置するかに気を使う。実は光りを取り込む事より、いかに影を造るかという事の方が遥かに難しい。
そうはいっても、当然の事ながら自然にはかなわない。
安曇野:2007年9月撮影/yamanobe.com
松島海岸:2007年9月撮影/yamanobe.com
2007.10.05
続 走るコト。
今日、久しぶりに工芸家の前田大作君と薄川を一緒に走った。しかも初の二周。とても楽しかった。
二周するには約一時間。体に無理な負荷を与えないように、お互いのペースに気を配りながら走る。仕事のこと、将来のこと、世間話なんかをしながら走る。かけがえのない友とかけがいのない豊かな時間を共有する。しかもタダで。
最近、ユビキタスという言葉をよく聴く。ユビキタス技術でいかに生活空間を快適に豊かにできるか研究開発が行われているという。簡単に言うとドアの開閉、照明、空調、水廻り等、各設備の統合制御で全自動。これで本当に快適で豊かな生活ができるのだろうか。僕は疑問だ。
そのうち走らなくても走ったように感じる機械がでてくるかもしれない。でも僕はこの「走るコト」は続けていく。ましてや二人で「走るコト」は。
二人で走った後はたいてい温泉に行く。これはさすがにタダではなく300円。でも安い。
2007.10.01
走るコト。
一周五キロ弱の薄川沿いランニング。考え事、悩んでいる時、もちろん鈍った体を鍛えるため、そんな時に僕は走りたくなる。もともと、球技をやっていた自分にとってはただ走るというコトはつまらないコトだと思っていた。つまらないコトだと決めつけていた。
一周五キロと目標を決め、一歩一歩確実に目標に向かって走る。始めはウジウジ考えながら走るけど、いつの間にかただゴールに向かって走っている。風や空気や自然を感じながら、汗とともに悩みなんか流れてしまう。本当に流れてしまっても困るけど、悩んでいられなくなる。ただゴールに集中する。走り終えたときの達成感を求めて。今やっている事がなかなか実を結ばなかったり、これでいいのかという不安。現時点で唯一といってもいい達成感。コースをずれないように、コースをずれても戻れる力をつけるために。
そう、体力を付けるというより精神力を鍛えるって思った時に走るコトが好きになった。好きになろうとしてるのかも知れない。

  

薄川のランニングコース :2007年撮影 yamanobe.com

そもそも走るコトを強く勧めてくれた幼なじみで工芸家の前田大作君。彼は走るコトを始めてもう十年。薄川は二周走る。彼に感謝しつつ、早く彼に追いつくように、同じペースで走れるように。
走るコトを始めて四ヶ月。まだまだ、まだまだやめられそうにないコトだ。
2007.09.24
「日本人の心と建築の歴史」 上田篤 著 を読んで
「日本人の心と建築の歴史」なんとも心くすぐるタイトル。衝動買い。
この本は、「今までの日本建築史は美術様式史で、建築様式のことが分かったとしても人間が存在しない建築史だとなぜこんな建築ができたのか?といったことは分からないのではないか」という観点から、「人間にとって建築とは何か?」を追求し書かれている。そう、学校で習った建築史はまさに建築様式史。この本はとても興味深く楽しかった。
その中で最も印象的でとても共感したのが、建築に必要な物は「強・用・美・聖」ということ。強(構造)・用(便利)・美(意匠)+ 聖(心)。欧米の大聖堂や日本の伊勢神宮などの神社仏閣を見たときに感じる何とも言えない感覚。畏怖の感覚。優れた建築にはそういう力がある。
  
左 瑠璃光寺五重塔 右 吉備津神社 :2004年撮影 yamanobe.com

建築に携わる自分にとって、この「聖」という人間の精神性(心)をどう建築に表現するか。これからの課題。多分一生懸けて取り組む課題だ。
でもその前に、己の心を鍛えなくては。

一週間に一度は更新しようと始めた「考え事」。一ヶ月も更新してなかった。

2007.08.25
敷地をよむ。
建築の計画をするにあたって、まず最初に重要となるのが敷地。敷地の状況を読み解く事。
計画敷地の形状、植生、日の当たり方、風の向き、景色、周辺環境、地域性等々。調査、考慮し計画する。その際、できるだけ無駄な手は入れないように心がけている。土地は大地の神様に借りているものだと思うから。そもそも地鎮祭は大地の神様を鎮めるものではなく、お礼をいう挨拶の式。そう思う方が僕はしっくりする。
食事をする時の挨拶「いただきます」の意味。知っているようで知らない本当の意味。三年前に比叡山延暦寺で説法を聴いた時のことをまだはっきりと覚えている。
「いただきます」は「お命いただきます」という事。食物になる生き物達への感謝の言葉。欧米では神に祈りは捧げるけれど、食物そのものに対しては何も言わない。「いただきます」ってとても大事な挨拶。
そう、だから僕は食事はできる限り残したくない。残さない。
体重増。
大学時代の友人、進藤宏行君からこんなメールを頂いた。
祈りは 種を超え 時を超え 伝わる力だと思います。

祈りましょう 愛する人に

祈りましょう 友人に

祈りましょう 家族に

祈りましょう 今日に

僕のテーマの一つ「祈りの場」に共感して送ってくれた詩だ。研究室で苦楽を共にした友人。正直嬉しいです。
2007.08.20
心・技・体
8月18日、大相撲松本巡業を観に行って来た。大相撲でよく聞く言葉が「心・技・体」、「技」と「体」は字からも想像できるが、「心」ってなんだろう。そんな事を想いながら初めて大相撲観戦した。
取組前の稽古は大関や関脇といった実力のある力士の胸を借りて稽古ができる。ある力士が大関や関脇に挑んで負けると、すかさず他の力士が割って入り名乗りを挙げる。大関や関脇が負けたり、何本か勝負すると次の大関や関脇が胸を貸す。年功序列のない実力のみの上下関係。当然、挑戦する力士は名乗りを挙げたいから土俵際まで大勢が寄ってくる。土俵上は力士だらけ。
取組前稽古 :2007年8月撮影 yamanobe.com

そんな中、横綱登場。会場もざわめく。土俵下で入念な準備運動をし、遂に土俵の中へ。その瞬間、土俵際にあれだけいた力士(大関、関脇も含む)が一斉に土俵下に。横綱が相手を指名し納得いくまで胸を貸し稽古をする。その間、他の力士達はじっと見つめている。
横綱登場 :2007年8月撮影 yamanobe.com

その光景を観たときに僕は感動した。当然横綱の迫力、頂点を極めた者のオーラ(気迫)みたいなものが感じられたのもあるれど、周りの力士達の横綱への尊敬の念がものすごく感じ取れた。それと同時に一生懸命学ぼうとする空気。それに応える横綱の気迫。体と体のぶつかり合いの中での無言の会話。「心」のやり取り。
欧米人と違って、古来から日本人は自然や動物に畏敬の念や尊敬の念を持って共生してきたということを本で読んだ気がする。日本の特に古建築、「伊勢神宮」や「出雲大社」や「法隆寺」なんかを観るとやっぱりオーラみたいなものがある、自然等に感じるのと同じように古建築にも畏敬の念を僕は持つ。
「あっこういう事なんだ」って、「だから相撲は国技なんだって」。建築をやっている性分なのか、妙に納得し刺激を受けた。
相撲が好きになった。
そういえば、横綱の綱締の「綱」って、神社に奉納する綱と同じ形だよね。
   横綱の綱締

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2007.08.16
心がけ。
僕の最も尊敬する前田木藝工房の前田純一さんからは建築の事を含め、様々な事を教えて頂いた。当然ながら、僕は前田純一さんの影響をかなり受けている。前田純一さんは随分前から「火と祈り」をテーマに制作活動をされている。そんな訳で僕も建築(特に住宅建築)のテーマの一つが「祈りの場」ということなる。
僕が考える祈りとは「祈り=感謝の念」。感謝するのは先祖であったり、家族、動物、食物、自然等々。感謝をするという事は謙虚な心が必要で、謙虚な心があれば素直な自分でいられる。要は心の持ちようだけど、人間は忘れっぽく楽な方へ行きやすい。理想論ではあるけれど、努力するのは大事な事。でも今の近代住宅には「祈りの場」のある住宅がほとんどない。乱暴な言い方をすれば、「祈りの場」がなく、「祈り=感謝の念」をしないから、身勝手な人間がどんどん増えてくるような気がする。

( 余談ではあるけれど、今日、事務所の近くの田園地帯の用水路の脇で、水を勝ってに汲んで洗車をしている人がいた。用水路の水は水利組合が管理していて、原則は田んぼや畑の水。百歩譲って、水を使うのは認めても、洗車用洗剤でゴシゴシ洗ったあげくバケツで水をバシャー。当然、汚れた水は用水路に帰り、洗剤まみれの水は田んぼや畑に戻る。洗剤の量は大した事ないかもしれないけど、小さな身勝手が積み重なって大きくなる。大人であれば当然わかる事が分からない。そんな人にはなりたくないと思いつつ、勇気を出して注意させてもらった。)

事務所内の厨子(前田木藝工房) yamanobe.com
「祈りの場」とは専用の空間が必要という訳ではなく。仏壇や厨子を置けるだけのスペースがあればいい。たとえそれらがなくとも、雨や雨音、風や土の匂い、木々のざわめき、色や型、光の陰影で「あ!奇麗だな」、「気持ちいいな!」って感じられる空間があればいい。そういう空間と必要最低限の無駄を省いた空間があれば、住宅は十分ではないかと。まだ、そういう住宅を設計した事はないけれど、いつかできる事を、いつでもそういう住宅が設計できるよう準備し、「祈り」を忘れずに仕事をしていきたい。
松本市里山辺遠景 :2007年8月撮影 yamanobe.com

2007.08.15
そもそも僕が建築を志すきっかけになった出来事。
約20年前、中学の同級生前田大作君と友人となり、彼の自宅に遊びに行った時だった。中学一年生の僕にはまさに衝撃だった!彼の自宅、インテリア、庭、ライフスタイル、全てが本当にかっこよかった。その後、前田君、彼の父親の前田純一さん、ご家族の皆様を通して自然と建築を志すようになった。
そもそも前田家とは・・
江戸指物師の桑樹匠前田南斎氏を初代とし、現在三代目の前田純一さんが松本市三城に前田木藝工房を構えたのが23年前。僕の友人、前田大作君は四代目となる。江戸指物の真骨頂、厨子などの他に日本人が作る日本の家具を制作し続けている。
前田木藝工房写真 :2007年3月撮影 yamanobe.com

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